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GAP認証

GAP認証の取得をワンストップサービスで応援します!

GAPとは

GAPとは、「Good Agricultural Practices」の略で、より良い農業経営を実現するための持続的な改善活動の総称です。
GAPは農業現場における食品安全や環境保全、労働安全、人権保護、農場経営の改善や効率化を通して、持続可能な農業を実現するための生産工程管理の取り組みです。
具体的には、農薬・肥料の保管や農機具の整理整頓の徹底、生産履歴の記帳を行うとともに、自ら農場内を点検し、見つけた課題や問題点について必要な対策を考えて実行し、その内容を記録・点検して継続的に改善します。

GAP認証とは

GAP認証とは、GAPの取り組みが正しく実施されていることを第三者機関が審査し、確認・証明する認証制度です。
GAP認証を取得することで、持続可能な良い農業を実践している農場であることが客観的に証明されます。

GAP認証の種類と特徴

現在、日本では「JGAP」、「ASIAGAP(アジアGAP)」、「GLOBALG.A.P.(グローバルGAP)」及び「都道府県GAP」の4種類のGAP認証が取得可能です。


  • JGAPは、一般財団法人日本GAP協会が運営を行う日本国内での取引に対応した国内型の認証制度です。国内で最も広く普及しており、2023年3月末時点で4889農場が認証を取得しています。
  • ASIAGAPは、日本GAP協会が運営を行う日本発の国際水準GAPで、GFSIの認証を受け国際規格として認められています。アジアへ輸出を目指す農場におすすめです。
  • GLOBALG.A.P.は、ドイツに本部を置くFoodPlusGmbHが運営を行う国際的なGAP認証制度です。ヨーロッパを中心に世界120ヵ国以上で実施され、日本国内では約800経営体が認証を取得しています。事実上の国際標準となっており、農産物の海外輸出を目指す場合、取得を検討する必要があります。
  • 都道府県GAPは、農林水産省が策定した国際水準GAPガイドラインに基づく取り組みで、都道府県が独自に認証を行います。各都道府県産の農産物が対象で、地域ブランドの維持・向上と産地の競争力を高めることを目的としています。

GAP認証の取得方法

STEP1. GAPの理解
各GAP認証の違いや特徴を理解し、どのGAP認証を取得するか判断します。
GAPを理解する上で各運営団体が行うGAPセミナーや指導員研修が有効です。
※JGAP指導員基礎研修はこちら
STEP2. 事前準備
認証を目指すGAPの基準書やチェックリストを入手します。
STEP3. 現状の把握
自身の農場を基準書に照らし合わせチェックします。できていない部分を把握し改善します。
STEP4. 構築・運営
基準書に基づき手順書や帳票をそろえ、記録を残しながら適切な農場管理を構築・運営します。
STEP5. GAP認証に係る分析
各GAPの要求事項に沿って農産物の残留農薬検査土壌・肥料分析水質検査を行いましょう。
STEP6. 審査申し込み
取得したいGAPの認証機関を選定し申し込みをします。
STEP7. 現地審査
認証機関と日程を調整し審査日を決め、審査を受けます。
審査当日は管理点をすべて審査され、「適合」「不適合」「該当外」のいずれかに決められます。
STEP8. 是正措置
審査で不適合箇所があれば4週間以内に是正し認証機関に報告します。
STEP9. 認証取得
認証機関が判定を行い、合格基準を満たした農場に認証書が与えられます。

GAP認証の取得に係る検査・分析

残留農薬分析

JGAP/ASIAGAP、GLOBALG.A.P.ともに、農場のリスク評価に基づいた農産物の残留農薬検査が、重要項目として求められています。残留農薬検査の計画は農場内で使用した農薬及びドリフトの可能性がある農薬のうち、残留の可能性が高いと思われる品目・農薬成分・収穫時期・場所から選定するか、または特に残留の可能性が高い成分を特定できない場合は、多成分セット分析を行い、リスク評価にお役立て下さい。

1. 多成分セット分析

国内に登録されている農薬から検出事例等を考慮し農薬を選定しました。使用農薬やドリフトのチェックにお薦めです。

セット名 内容 料金 納期
GAP200
JGAP、県GAPにおすすめ
国内登録農薬から検出事例等を考慮した200農薬を選定。
検査対象:国内産の生鮮農産物(茶を除く)
25,000円 3営業日
GAP290
ASIAGAP、GLOBALG.A.Pにおすすめ
国内登録農薬から検出事例等を考慮した290成分を選定(ネオニコチノイド系農薬7成分と難分解性POPs農薬7成分を含む)。国内登録農薬の約9割をカバーしたGAP認証専用メニュー。
検査対象:国内産の生鮮農産物(茶を除く)
50,000円 5営業日
GAP200
(玄米)
稲の国内登録農薬の91%をカバーし検出事例を考慮した国産玄米専用の200農薬セットメニュー。
検査対象:国内産の玄米
40,000円 5営業日
GAP200
(国産茶)
茶の国内登録農薬の86%をカバーし検出事例を考慮した国産茶専用の200農薬セットメニュー。GAPの定期検査や輸出前のチェックに。
検査対象:国内産の製茶・荒茶
40,000円 5営業日
TAC 250(米) 米対象農薬と検出事例の多い農薬を250項目選定。
玄米・精米・米粉等の残留農薬検査に
※ご希望のお客様には無料でお米の品質管理に役立つ「食味評価票」をお付けいたします。(うるち米に限る)
50,000円 5営業日

2. 個別定量分析

  • 実際に使用した農薬だけ個別に検査したい。
  • セット分析に農薬を追加したい。
  • 収穫直前に撒いた農薬だけ検査したい。

1農薬 12,000円~

検査の特徴

1.国内農産物に特化した検査メニュー
国産農産物に特化することで無駄な農薬を省き、中身の濃い残留農薬検査メニューになっております。
2.最新の高感度分析機器
高精度なGC/MS 、GC/MS/MS、LC/MS/MSを用いて測定を行います。
3.スピーディな検査
検体受付後、3~5営業日でご報告いたします。
4.分かりやすい報告書
最新の残留基準値を報告書に記載します。
5.国際規格ISO/IEC17025認定試験所
TACの設備、技術力及び信頼性が認めれ、試験所の国際規格であるISO/IEC17025の認定を、
国内最多の作物17種類、農薬200項目で取得しております。
国際的に認められた、信頼性の高い試験結果をお客様へお届けします。
詳しくはこちら»
6.JGAP、ASIAGAP、GLOBALG.A.P.の認証に対応

日本GAP協会の推奨検査機関及びGLOBALG.A.P.GAP国際会員
『GLOBALG.A.P. Associate Member』として、
JGAP/ASIAGAP、GLOBALG.A.P.の認証に関わる検査のお手伝いをしております。

土壌分析

1. 土壌の安全性

土壌(客土・培土・水耕栽培の培地を含む)の安全性について年1回以上リスク評価し、必要な場合は安全性の評価項目として、ドリン系農薬などのPOPs物質の残留、重金属類、放射性物質等の検査を行いましょう。

(1) 土壌の残留農薬

過去に農場で広く使用された土壌残留性の高いDDTやドリン剤などの農薬が、国際的に残留性有機汚染物質(POPs)に指定され、確認と対応が求められています。

セット名 内容 料金 納期
GAP200(土壌) DDTやドリン系農薬などの難分解性農薬や検出事例の多い農薬を200農薬分析 50,000円 5営業日
難分解性POPs農薬
7項目セット
オススメ
土壌残留性の高い難分解性のPOPs指定7農薬を分析
(BHC、DDT、ドリン剤3種、ヘプタクロル、クロルデン)
20,000円 5営業日
(2) 土壌の重金属分析

履歴がわからない農地や耕作放棄地は、建設残土や産業廃棄物の不法投棄による重金属等の汚染が心配されます。農耕地として適しているか、土壌診断だけでなく重金属汚染の有無を事前に確認しましょう。

セット名 内容 料金 納期
重金属4項目セット
(農地全般)
土壌環境基準の内、作物への影響が心配される重金属4項目(カドミウム、鉛、砒素、水銀)を分析します 20,000円 10営業日
土壌環境基準
28項目セット
土壌の汚染に係る環境基準に適合しているか、重金属、有機溶剤、農薬など全28項目の有害物質を測定します(特に過去の履歴が分からない農地や近隣に工場や焼却施設がある場合にお勧めします) 140,000円 15営業日

※試験協力機関:クリタ分析センター株式会社

2.肥料等の管理

(1) 適切な施肥設計

圃場の土壌特性を把握し、持続的な土地利用のための土作りや、適切な施肥設計を行うためには土壌診断が有効です。毎年定期的に分析を行い、診断結果を活用することで問題点を把握し健康な土づくりを持続的に行うことができます。

セット名 内容 料金 納期
土壌診断11項目セット
(主に畑作土壌)
オススメ
EC、pH、CEC、石灰、苦土、加里、リン酸、リン酸吸収係数、アンモニア態窒素、硝酸態窒素、腐植 8,000円 要確認
土壌診断13項目セット
(主に水田土壌)
上記項目に鉄とケイ酸を追加 10,000円 要確認

※試験協力機関:株式会社川田研究所(計量証明事業所)

(2) 肥料成分の把握と安全性

適切な施肥設計を行うために肥料成分の把握と、肥料の安全性の確認が求められています。特に堆肥は管理が不十分な場合、食中毒の原因となる農産物の汚染に繋がりますので、安全性を確認しましょう。

セット名 内容 料金 納期
堆肥成分分析8項目セット 自家製堆肥の主要成分量を把握しましょう(水分、全窒素、リン酸、加里、石灰、亜鉛、銅、炭素窒素比(C/N比)) 30,000円 15営業日
堆肥のクロピラリド 牛ふん堆肥に混入した農薬クロピラリドを分析 17,000円 5営業日
堆肥用微生物4項目セット 食中毒の原因となる家畜由来の糞便系大腸菌群、サルモネラ、リステリア、カンピロバクターを検査 16,000円 5営業日
腸管出血性大腸菌
(O-157)
農産物の汚染防止に堆肥中のO-157を検査 13,000円 7営業日
放射性セシウム
(NaI標準コース)
土壌・肥料の放射性セシウム134/137を測定 7,000円 3営業日
土壌生物性診断 土壌病害の主因であるセンチュウや病原性微生物の土壌中濃度を測定 8,000円 5営業日

水質分析

農場で使用する水の水源は、河川水、農業用水、井戸水、ため池など様々ですが、水の種類や使用する工程に応じたリスク管理が求められます。

1.栽培に使用する水の管理

栽培工程で使用する水が農産物に危害を与える要因がないか、リスク評価を年1回以上実施し、必要に応じて水質検査を行いましょう。

(1) 畑作で栽培に使用する水の管理

栽培に使用する河川水、農業用水、井戸水、ため池など、目的や用途に応じて検査を実施しリスクを明確にしましょう。また、水源の周辺環境に変化があった地域や、大雨や洪水の後にも検査をお勧めします。

セット名 内容 料金 納期
A 大腸菌数
NEW

大腸菌数(cfu/100ml)

栽培期間に使用する水で下記に該当する場合は少なくとも年に1回大腸菌数を確認しましょう。栽培に使う水の水質評価の参考菌数として、大腸菌が100個/100ml以内であることが挙げられています。

※「生鮮野菜を衛生的に保つために(第2版)」(農林水産省)

【水の種類】

河川水、農業用水、栽培期間のみ使用する井戸水、ため池、雨水、わき水

【対象となる水】
  • ●加熱しないで食べる農作物の栽培時に使用する水(かん水、農薬散布、液肥散布など)
  • ●収穫までの1週間以内に可食部にかかる水(かん水、農薬散布、液肥散布など)
  • ●大腸菌の定性検査(G.飲用井戸水14項目セット、H.微生物2項目セット)において陽性判定が出た水(再検査による数の把握)
7,000円 7営業日
B 重金属4項目セット

カドミウム、鉛、砒素、総水銀

農地に重金属を蓄積させない為にも栽培に使用する水の重金属を測定しましょう。

15,000円 10営業日
C 大腸菌数+重金属
4項目セット

大腸菌数(cfu/100ml)、カドミウム、鉛、砒素、総水銀

大腸菌と重金属の両方の汚染リスクを明確にしましょう。
初めてGAP認証に取り組む方にお勧めです。

20,000円 10営業日
D 水質汚濁4項目セット

pH、生物化学的酸素要求量(BOD)、浮遊物質(SS)、大腸菌数(cfu/100ml)

河川水や農業用水の水質汚濁の指標となる項目です。
使用する水の汚れ、異物、微生物などのリスクを確認しましょう。

25,000円 15営業日
(2) 水稲で使用する農業用水

水稲の正常な生育のために望ましい灌漑用水の指標として、農業用水の基準が定められています。また、定期的に農業用水の汚濁指標と比較して水質を確認することはリスク管理に有効です。

セット名 内容 料金 納期
E 農業用水基準
8項目セット

pH、COD、SS、全窒素、EC、砒素、亜鉛、銅

水稲の正常な生育のために望ましい灌漑用水の指標項目

20,000円 10営業日
F 農業用水汚濁指標
4項目セット

全窒素、アンモニア態窒素、COD、全リン

農業用水(水稲)の汚濁程度を4段階に分類する分析

18,000円 10営業日

2. 収穫および収穫後に使用する水の管理

収穫時に使用する水、収穫後に収穫物の洗浄に使用する水、収穫容器などの洗浄、手洗いに使用する水はより高い安全性が求められています。水質検査を年1回以上行い、大腸菌不検出であることを確認しましょう。

セット名 内容 料金 納期
G 飲用井戸水
14項目セット

一般細菌、大腸菌、亜硝酸態窒素、硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素、鉄及びその化合物、マンガン及びその化合物、塩化物イオン、カルシウム、マグネシウム等(硬度)、有機物(TOC)、pH値、味、臭気、色度、濁度

井戸水が飲用に適するか、定期的に水質基準の項目を検査しましょう。
また、既存の井戸で水質検査結果を入手できない場合も使用前に安全性を確認しましょう。
初めてGAP認証に取り組む方や、数年間検査をしていない方にお勧めです。

【水の種類】

井戸水、水道水

【対象となる水】
  • ●収穫時に使用する水
  • ●収穫物を洗浄する水
  • ●収穫物が接触する機械・器具を洗浄する水
  • ●作業者の手洗いに使用する水
  • ●養液栽培の原水、スプラウト類に使用する水
  • ●きのこの菌床栽培に使用する水
15,000円 15営業日
H 微生物2項目セット
NEW

一般細菌、大腸菌(定性)

下記に該当する水については年に1回、微生物の検査を実施し、少なくとも大腸菌が不検出であることを確認しましょう。

【水の種類】

井戸水、水道水

【対象となる水】
  • ●収穫時に使用する水
  • ●収穫物を洗浄する水
  • ●収穫物が接触する機械・器具を洗う水
  • ●作業者の手洗いに使用する水
  • ●養液栽培の原水、スプラウト類に使用する水
  • ●きのこの菌床栽培に使用する水
8,000円 7営業日

3. 食品製造用水

食品取扱施設は、食品製造に井戸水などを使用する場合、水質検査を年1回以上行い、「飲用適」であることを確認し、成績書を1年間保存することが求められています。

セット名 内容 料金 納期
食品製造用水
26項目セット
食品衛生法に基づき、食品製造用水が、飲用適であることを確認しましょう(年1回以上) 50,000円 15営業日

4. 飲用水基準

飲用等にも使用する井戸を新たに設置した場合は、水質基準の全項目(51項目)の水質検査を行い、安全性を確認しましょう。

セット名 内容 料金 納期
飲料水基準
51項目セット
水道水以外を工程で使用する際は、最初に飲用適であることを確認する必要があります 150,000円 15営業日
※試験協力機関
クリタ分析センター株式会社(厚生労働大臣登録水質検査機関)
株式会社信濃公害研究所(厚生労働大臣登録水質検査機関)

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